かなしいおはなし

我が家には一匹の犬がいました。名前は「茶々丸」。雑種のオスです。私が小学1年生のとき、犬が欲しいと思いつきで行ったため、父が知り合いから子犬を一匹もらってきました。丸っこくて茶色いから「茶々丸」。母が名前をつけた記憶があります。我が家にやってきたその晩に、夕飯にあったシュウマイをむしゃむしゃと食べたのをいまだに覚えています。低学年のころは一緒に散歩に行ったりもしましたが、だんだん親が行くようになってしまい、たまにじゃれるだけになってしまいました。・・・




ま〜こんな内容載せてたら大体何が起きたか分かると思いますが、スノーから帰ってきて、パソコンを開いて知ったこの事実は、最初はぜんぜん実感がなかったけど、だんだん来るんだよね〜こういうのって。インコのピーちゃんのときもとてもあっけなくてあっけなくて・・・昨日まで動いてたのに(原因は一酸化炭素中毒。古いストーブのある部屋に入れておいたため)
確かにここ数年、ちゃちゃも歳のせいか、散歩の途中で路上にしゃがんで動かなくなったり、食べたものをすぐにもどしてしまったり、反応が鈍くなったり・・・と言ったことがあり家族で「たく爺さんになっちゃって」なんていいながらからかっていましたが、さすがに意識するようになりました。こっちに来るときも、「自分が上越にいるときに覚悟しなくてはいけないかもしれないな〜」って。

私が実家に帰るとき、誰よりも最初に自分を迎えてくれるのはちゃちゃでした。最初はほえるものの、すぐに自分に気づいてくれ近づいてきて自分の靴のところに鼻を近づけてきます。長い間家を空けていたにもかかわらず、憶えていてくれたことに毎回うれしくなりました。でも今度家の門を開けたときその存在がいない・・・・・・・・・・・・・・・



最近実家に帰るのが面倒だと感じたりしていました。でもかけがえのない存在がいつまでもそこにあると思ってはいけない。極端な話だが、今度実家に帰ったとき親が当たり前のように自分の帰りを待っているとは限らない。今この瞬間に悲しい知らせがメールで来るかもしれない・・・・・・それにこういったことって何かを失ってはじめて気がつくんですよね。
今回はたまたまちゃちゃでしたが(もちろんちゃちゃも大切な家族の一員だが)、こういった気持ちを思い出させてくれたちゃちゃに本当に感謝。

あ〜実家帰りたい。


こんな感じで泣きながらblogをうつmatatabimilkでした。